古本屋

雑学

ネタばれ!古本屋の店長経験がある私が販売買取の秘密を教えます!

皆さんは古本屋さんに興味があったりしますか?

店員さんとして働いた経験があったりしますか?

私は某古本屋さんで店長として働いていたことがあります。

そして思ったことは、古本屋は雇われ店長を一生続けるより

資金と勇気があるなら独立したほうがいい!ということです。

私の小さいころの夢は、古本に囲まれて揺れる椅子に座りながら

パイプのタバコを吸っているおじいさんになりたい!と思っていました。そんな夢は現実にはなりませんでしたが、古本屋をする夢だけは叶いました。

結果、独立までは出来ませんでしたが、同僚の人の独立は手伝ったこともあります。

そんな古本屋さん経験のある私が、お店の秘密を教えちゃいます♪

古本の販売価格

積み上げられた古本

古本屋さんの販売価格は、どこの店舗でも基準が同じになっています。

競合店と同等価格の設定をしないと客離れが起きてしまうので、基準が設けられています。

では、店舗の販売価格の基準はいくらくらいでしょうか?

最新作 人気作品 通常価格 特価
コミック(小判) 300~350円 250~300円 150~200円 100円
コミック(大判) 400円 300~350円 200~250円 100円
文芸書 定価の6~7割 定価の半額 200~300円 100円
文庫・新書 250円 200円 100円 100円
写真集 定価の8割 定価の7~8割 定価の6割 100~500円

だいたいこれくらいの価格が基準になっています。

最新作は、発売日から3カ月以内。

人気商品は、流行りのアイテムですね。

今なら「鬼滅の刃」は人気作品で間違いないでしょう。

人気商品が分からない場合は、お近くの古本屋を見てください。

基準価格は同じなので、競合店の価格に合わせれば間違いありません。

古本の買取価格

買取価格

古本の買取価格はどれくらいでしょうか。

新刊本の仕入価格は定価の8~9割です。

なので、新刊本の店は個人で経営すると、万引きなどのロスで赤字になり潰れていきます。

ですが、古本屋の仕入(買取)価格は新刊とは真逆です。

最新本や人気本は別ですが、通常価格以下の本は驚くくらいに買い叩きます。

それでも古本屋に売りに来るお客は捨てるよりマシと売っていくんです。

では、基準となる買取価格を紹介しましょう。

最新本 人気本 通常 特価
コミック(小判) 200~250円 100~200円 10~30円 5円
コミック(大判) 250~300円 100~250円 10~30円 5円
文芸書 定価の3~5割 定価の3割 10円 5円
文庫・新書 50~100円 50円 5円 2.5円
写真集 定価の3割 定価の3割 10円 5円

こんな感じです。思っていたより安いイメージではないでしょうか。

古本屋さんの原価は販売価格の約2割といわれています。

でも、これくらい安くで買取をしないと、余剰在庫が利益を圧迫してしまうんです。

新刊と違って古本は欲しい本だけを仕入れるということが出来ません。

通常や特価の買取価格は最低限にしておかないと不要な本ばかりになってしまいます。

経費の内訳

古本屋さんの経費って何があるんでしょうか。

これは、新刊本のお店と同じだと思いますが、以下の通りです。

  • 人件費(給与)
  • 水道光熱費(電気・水道・ガス)
  • 買取費用

これくらいです。なので、利益の計算は…

利益 = 売上 - 経費 の計算になります。

もちろん、初期投資の棚やカウンター等はありますが、

こういったものは、経費ではなく固定資産として登録すれば税金対策にもなります。

理想の利益を上げるには

理想の古本屋

古本屋さんで利益を上げるには、どれくらいの売上が必要なんでしょうか。

これは、店舗の規模や求めている利益によって随分変わっていますので、

一概にこれだけの売上が必要とはいえません。

ですが、目安として何パターンかを紹介してきましょう。

 

その前に、あなたがどれだけの利益が欲しいかを決めないといけません。

今回は、最低限の利益として50万円/月を目安として考えましょう。

家族経営+テナント(借り店舗)

  • 家族経営の場合は人件費は0円とする
  • テナントの大きさはコンビニサイズをイメージする(30~50坪)
売上金額 仕入金額 水道光熱費 家賃 利益
125万円 25万円 5万円 45万円 50万円
  • 古本の客単価平均は700円程度
  • 1日当たりの売上は約5万円
  • 1日当たりの客数は約70人

どうでしょう。何となくイメージ出来ましたか?

コンビニサイズの店舗で1日60人のお客が購入するのは無理ではない人数です。但し立地条件によってだいぶ差が出ますので、参考程度にみてくださいね。

実際には、コンビニサイズの店舗で125万円/月の売上は少なすぎます。

立地条件や在庫状況によって変動しますが、200~250万円/月の売上は見込めると予測します。

家族経営+アルバイト+テナント(借り店舗)

  • 人件費はアルバイト代のみとする(1日10時間、月25日営業)
  • テナントはコンビニサイズをイメージする(30~50坪)
売上金額 仕入金額 水道光熱費 家賃 人件費 利益
160万円 35万円 5万円 45万円 25万円 50万円
  • 古本の客単価平均は700円程度
  • 1日当たりの売上は約6.5万円
  • 1日当たりの客数は約90人

アルバイト+テナント(借り店舗)

  • アルバイトは1日に6時間を2名。開店と閉店は基本1名で実施(25日営業)
  • テナントはコンビニサイズをイメージする(30~50坪)
売上金額 仕入金額 水道光熱費 家賃 人件費 利益
230万円 50万円 5万円 45万円 30万円 50万円
  • 古本の客単価平均は700円程度
  • 1日当たりの売上は約9万円
  • 1日当たりの客数は約130人

はじめの例でお伝えしましたが、コンビニサイズの店舗であれば200~250万円の売上は可能です(立地条件や在庫状況によって異なる)古本屋さんで大切なのは、仕入れです。どうやって在庫を確保していくかが課題となってきます。

 

在庫の確保はどうやってやるの?

古本屋さんの生命線は買取です。

買取がないと売れる本がお店に入ってこないため、売上はどんどん下がってきます。

古本屋といえども、古すぎる本ばかりだと客離れが起きてしまいます。

店舗によっては、買い取る力がない店舗あります。

そんな店はどうやって在庫を揃えるのか…? その方法を教えちゃいます!

  • 競合店買取
  • 古紙回収業者との提携
  • 駅のホームでゴミ拾い
  • 古本専門の競市に参加
  • ご自宅へ訪問買取

だいたいこんな感じでしょうか。

店舗で買い取る力がないなら、自分で買いにいくことが必要です。

競合店買取は原価割れを覚悟する必要がありますので、

人気タイトルのみを購入し、損をしないように在庫を確保してください。

一番いい方法は、古紙回収業者と提携することです。

これは、通常の買取価格+10円程度で喜んで提供してくれます。

人件費を使わないで、本を集めてくれるので楽チンです♪

ですが、毎月は提供してもらえないので、

古紙回収業者を3社ほど持っていると在庫確保は苦労しないでしょう。

また、駅でゴミ拾いは、なかなか面白いです。

入場料金で駅に入り、ホームのごみ箱から週刊誌を拾ってきます。

恐ろしいほど貧乏根性がないと恥ずかしくて出来ませんが、仕入れ価格は入場料金のみ。

手に入れた雑誌は、100円販売すれば、2冊目の販売で元が取れます。

人件費を考えても、20冊の雑誌を売ることが出来れば問題ないでしょう。

月曜日と水曜日は面白いくらいに売上が上がるので、一度やるとやめられません。

余剰在庫の処分方法

買取が順調になると、余剰在庫も増えてきます。

余剰在庫とは、100円の特価商品でも売れずに、入ってくる量の方が多い古本をいいます。

そんな本、なかなかないでしょ?

あります!山ほど!!

一時的な流行りで人気が出たものは、旬が過ぎると一瞬で余剰在庫に変化してしまうんです。そんな余剰在庫は店の利益を圧迫する恐ろしい在庫なんです。

でも、安心してください。

そんな余剰在庫を無駄なく処分する方法があります。

それは… 競合店に売る!

余剰在庫の仕入れ価格は5円~10円と最安値買取ですので、

他の古本屋でも同じ価格で買い取りをしています。

古本屋さんは「この本はいりません」なんて言えませんので、絶対に買取してくれます。

なので、余剰在庫は競合店に販売すると、得もせず、損もせず在庫処分をすることが出来ます。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

古本屋さんの秘密を大公開しましたが、いかがでしたでしょうか。

販売や買取の価格を知っただけでは古本屋をすることは出来ません。

お店の規模や、人件費など発生する費用はもちろん。立地条件や在庫確保など。

やるべきことは沢山あります。

また、本の並べ方も新刊本と同じでは面白くないですし、古本なので掃除も必要ですよね。

そんなお話は、また後日の機会にできればと思います。

 

さいごに、古本屋さんを成功させるのは「立地条件」です!

立地が良ければ、そのお店は宝箱へと変身します。

過去に経験した店舗で一番の宝箱は、家賃100万円の80坪の店舗でした。

その店舗は、月の売上が800万円の売上を上げていたことを今でも覚えています。

年中無休の12時間営業でアルバイトは1日5人と社員が2名でした。

人件費は、社員とアルバイトを合わせて150万円ほどでしたので、

仕入れとその他の経費を含めても400万円/月の利益が発生していました。

立地条件が合えば、そんな美味しいお店もあるんです。

ぜひ、この機会にお店経営の楽しさを知ってもらえれば幸いです。

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てら

某鉄鋼メーカーで総務をしています。趣味レベルで活動しているスポーツ関連や、さまざまな経験から自己啓発、ブログ初心者向けの情報を発信していきます。

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